2010年10月21日木曜日

未解決殺人事件が多すぎる・日本の警察は果たして大丈夫なのだろうか

一般に公表されている日本の殺人事件の犯人検挙率は95%とされている。

しかし日本人のいったい誰がこんな数字を信じるだろうか。

記憶に新しい最近の重要事件でさえ、むしろ解決していないものの方が多いくらいでなのではないだろうか。

例えば昨年の島根の女子大生殺人事件、08年愛知県豊田市女子高生殺害事件、さらには07年の京都での男子大学生殺害事件など、これら重大事件の何一つとして犯人は検挙されていないではないか。

最近の例だけでさえこうであるのに警察は何をもって検挙率を95%などというのであろうか。

一説には、実際は殺人なのに統計上は事故死、病死、自殺、失踪などで処理されているからだという。

もしこれが事実だとすれば殺人事件よりもっと恐ろしい話ではないか。

果たしていまの日本の警察は本当に信頼するに足るのであろうか。

07年には一応積極的に未解決事件に取り組んでいるというポーズをとる為か、犯人逮捕の協力者に特別報奨金(懸賞金)を出す制度を作ったりしている。

でも検挙率の低さで信頼を無くす以前に警察に関しての悪い噂は絶えることなく、そのほうがむしろ問題である。

例えば悪名高いギャンブルである「パチンコ」を一向に取り締まらないのはパチンコ業界へ多くの警察官僚が天下りしているからだとか、最近のネット犯罪、例えばワンクリック詐欺などの捜査に消極的なのは、ネットに詳しい捜査員が少なく知識的についていけないからだとか、とかく悪評が高いのである。

思い出してみても欲しい。

週刊文春の「疑惑の銃弾」という世紀の大スクープ記事以来日本中を騒然とさせたあの「三浦和義・ロス疑惑事件」だが、結局日本の警察は解決できず、あげくのはてはアメリカ警察に再逮捕され、罪の重さに耐え切れなくなった本人が自殺して結末を迎えたではないか。

この事件など、誰が考えても三浦和義が真犯人に違いないのに、日本警察は解決できなかったのである。

そして日本より一段と優れたアメリカの警察力によって、それが犯人自殺という不測の事態が起ったとはいえ、一応庶民が納得できるような形で解決されたではないか。

いま私たちは日本警察の力量とともに、その捜査の進め方についてもよく観察していく必要があるのではないだろうか。

国民が絶えずウオッチしていれば、少しはましになるのではないだろうか。

何しろ彼らは民間と違って裁量労働制で仕事を進めることのない公務員なのだから・・・・。

なお、未解決殺人事件については、毎日JPの「主な最近の未解決事件一覧」というネット記事に詳しく載っている。

0 件のコメント: