2010年11月4日木曜日

さて、なんと呼ぼうか・「おばちゃん」「お母さん」それとも「おねえさん」

「おばちゃん」か「おねえさん」か
酒食を提供する店などで直接客の相手をするサービス現場で働く女性を前にして、いったい相手をどんな呼称で呼べばいいのか迷うことがよくある。

そうした際、相手の年恰好だけを見て早急に呼称を決めてしまうのは早計である。

女性という人種、およそ年令には極めて敏感で、年端を増すにつれ他人にそれを見破られることを極端に嫌がるものである。

したがって例え相手が中年女性であったとしても、軽はずみに「おばちゃん」などと呼ぶと、とたんにいやな顔をされること請け合いで、その後のサービスにも微妙に影響してくるのである。

大衆の面前で「おばちゃん」などと呼ばれて嬉しいわけはないから、そう呼んだ相手に対してのその後のサービスはさじ加減され、少なからず減点されるのである。

いわば仕返しを受けるのである。

過去それで幾度となく苦い思いをした経験のある私などは、そうした場合、相手がよほどの年配でない限り、ほとんどの場合は「おねえさん」と呼ぶことにしている。

それも嫌味や皮肉に感じないように極めて自然に「おねえさん」と呼ぶのである。

そして何かを頼むときなどはその前に「すみません」という言葉ををつけて言えばなおのこといい。
つまり「すみませんおねえさん、チュウハイお変わりお願いします」というふうにである。

すると相手はすかさず「はい」と、とてもいい返事を返してくるのである。

そしてその後のサービスもきっちりと手抜きなく提供してくれるのである。

一般的に言って居酒屋とか立飲み酒場で飲んでる際、周りの客を見ていると、いかに多くの人がこうしたことに気遣うことなく、実に無神経に相手を呼んでいる。

それは「おばちゃん」であるとか、さらにもっとひどいのは「おかあさん」などと、まるで肉親でも呼ぶようなくだけた呼称を用いて呼んだりしているのである。

呼ばれた当人としては、これは決して気分のいいものではなく、「いったい誰があんたのおかあさんなのよ」と、気安くそんな呼び名を使った相手に対して悪態の一つもつきたくなるに違いない。

店の女の人にそんな気持を態度に表され、その後のサービスが悪くなったりしたとすれば、客としても面白いはずはなく、せっかくの酒がまずくなること請け合いである。

したがって、そんなふうにならない為にも、女性の呼び方には十分注意したいものだ。

立ち飲みなど、せっかくの安い店なのに、気安く無神経な呼びかたをしたが故に、結局は高いものについてしまうこともあるので、のん兵衛諸氏におかれましてはご注意を!

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