2010年12月11日土曜日

言葉も古くなる・「死語辞典」ってご存知ですか?

もう5ヶ月ぐらい前になるが、2010年7月掲載のこのブログに「プロ野球オールスター戦をいまだに『夢の球宴』と呼ぶスポーツニュース女子アナウンサー」というタイトルの記事を取り上げたことがある。

この記事を書いた意図というのは、言葉というものを最も大切にしなければならないアナウンサーという立場にありながら、

今では誰が考えても明らかな「死語」となっていると思われる「夢の球宴」という言葉をプロ野球オールスター戦の代名詞として使ったことへの批判が目的であった。

もし「オールスター戦をいまだに『夢の球宴』と言うのなら、新幹線のことを今でも『夢の超特急』と呼ばなければならないではないか」などというようなことも書いたいささか手厳しい内容の記事であった。

でも今でも間違ったことを書いたとは思っていない。

私は現在グーグルブロガーに毎日記事を書いているが、
素人のブログライターである私でさえ、こうしたことを指摘するぐらい言葉の使い方には相当気を配っているのである。

然るにプロ中のプロでるアナウンサーがそういう不手際をやっていいはずがない。

つまり言葉を使う際には、同じ意味の言葉でもなるべく相手に新鮮な感じを与える言葉、共感を呼ぶ言葉、臨場感のある言葉というふうなことをいつも考えながら選んでいるのである。

間違っても流行語や造語の類で「古くささ」を感じるものは使わないし、ましてや「死語」になっている言葉を無造作に使うなどとはとんでもないことだ。

ではその「死語」になっているというのはどうして確かめればいいのであろうか。

本日のタイトルになっている「死語辞典」で調べるのか。

死語辞典というものがネット上にあるのだから、それで調べてもいい。

でもそれだとライターとかキャスターやアナウンサーは失格だ。

死語であるか、そうでないかはあくまで自分の感性で察知しなければならない。

もしそれができないのなら言葉のセンスが疑われ、ライターやアナウンサーなどは勤まらない。

もしやったとしてもいい仕事はできず、絶えず批判や批難の矢面に立たされるだけだ。

少なくとも文章や話し言葉を売り物にするのであれば言葉の感性は第一に持ちあわせておかねばならない。

それなしでは決してやっていけるものではない。

さて表題の「死語辞典」であるがインターネットに載っているアイデアに優れた出来のいい作品である。

先ほども述べたように日頃から文章を書いたり話したりすることに携わる人には必要ではないと思うが、そうでない方は一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。

LINK「死語辞典」
http://www.orange.ne.jp/~kibita/dwd/dwddic1.html

0 件のコメント: