2011年1月22日土曜日

「財政赤字カウンター」を見ていると怖くなってくる・刻々と増え続ける日本の借金」


あななたはインターネットサイトにある「財政赤字カウンター」というものを見たことがあるだろうか。

私のブログでも2010年11月7日の「各家庭にお一つづつ財政赤字カウンターをどうぞ」というタイトルの記事にその実物をLINKしてあるのだが。

今借入金と政府短期証券を含む日本全体の債務残高は約1124兆5000億円でありに国民一人当たりにすると882万円なる。

この金額にかかる利息がこの財政赤字カウンターに秒単位で刻まれていくのである。

これを見ていると刻々と変わっていくその数字は増加していくリアルタイムの赤字額であり、

それは私たちの日常生活には出てこないような桁数の多いとてつもなく大きなな数字なのである。

その利息の増え方と言ったら尋常ではなく、1秒間になんと84万円ずつ追加されていくのである。

ということは1分で5040万円、10分だと五億4百万円にもなるのである。

これは実に恐ろしいことではないか。

下に挙げたのは世界の国の財政赤字ランキングである。

2位にあるギリシャが財政危機に陥りIMFや他国からに資金援助を受けたというニュースはまだ耳に新しい。

続いてアイスランドやポルトガルなども近い将来危機に陥る可能性が高いといま世界中で取りざたされている。

では8位の日本はどうなのかといえば、それら深刻な状態にある国々に比べGDPの額が桁違いで、一律に比較することはは難しいのだが、対GDP比率は8番目といえ、額は米国に次いで高いのだから決して安閑とはできないのではないだろうか。

米国の方が高いと言っても、ドルという基軸通貨を持つ国であるし、また名だたる資源国でもあって日本とはまるで事情が違う。

財政赤字国際ランキング(対GDP)
1位 アイスランド 15.7%
2位 ギリシャ   12.7%
3位 英国     12.6%
4位 アイルランド 12.2%
5位 米国     11.2%
6位 スペイン    8.2%
7位 フランス    8.2%
8位 日本      7.4%
9位 ポルトガル   6.7%
10位 カナダ     4.8%

インターネット「財政赤字ランキング」より

多くの経済評論家はいまのGDP水準が落ち込まない限り今すぐ危機が訪れることはないと比較的楽観的だが、
子供や老人も含めて1人当たりの借金額が882万円というのはあまりにも大きな金額であり、人口はこの先減少傾向が続くとなれば利息の増加と合わせてこの金額はますます増えていくのである。
これはけっして楽観していられる状態ではないのだろうか。
とにかく国民一人一人が現在のこの数字をしっかり認識し、今後の推移を注視していき、少しでも額が減るように念じていかねばならないのではないだろうか。

Link 財政赤字カウンター
http://www.kh-web.org/fin/

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