2011年2月15日火曜日

これは不思議!・公営施設でなぜ図書館だけが無料なのだろうか?


私の住む姫路市では60歳を越えると「高齢者福祉優待カード」なるものが送られてくる。

これは市が運営する公共施設への無料優待カードなのである。

ではその公営施設にはどんなものがあるのだろうか。

その施設の名前を列挙してみると、

・世界遺産国宝姫路城(国)
・市立動物園
・ 市立水族館(現在休館中)
・ 市立美術館
・ 市立文学館
・ 市立姫路科学館
・ 市立温室植物園
・ 考古園(市立日本庭園)

などなどで、これらの施設は普通だとすべて入場料が必要である。

数年前に私にもこのカードが送られてきたのだが、正直言ってこれまでほとんど利用していない。

なぜだろう。

タダだからいつでも行けるという意識が生まれるせいだろうか。

しかしである。

同じタダの施設でも、当然ながら優待カードには入っていない「図書館」には毎週1度以上は必ず行っているではないか。

ここまで考えて、私はハタと気がついた。

図書館!そうだこれも市が運営している公営施設なのだ。

でも何故図書館だけが最初からタダなんだろう?

このことについて何故これまで気づかなかったのだろう。

図書館と言えば上に挙げた他の場所より運営のためにはずっとお金のかかる施設であるのに、その利用料がまったくタダであるということは、考えてみれば実に不思議なことではないか。

いったい何故なんだろうか。

それに私の場合だと上に掲げた施設のように利用料をタダにしてくれてもまったく行かないというのに、もともとタダである図書館だけは何故よく行くのであろうか。

普通タダだと有り難味がなくなんとなく遠ざけるのが人情なのだが。

この疑問が私の中で次第に大きく膨らんできたのである。

とは言え私自身の力では疑問解決の糸口さえ見出すことは出来ず、ここぞとばかりインターネットという強力な助っ人にに助力を仰ぐことにした。

以下ははそれに関する質疑応答である。

(質問)公共施設の中で何故図書館だけが無料で利用できるのでしょうか。

(回答1)
図書館法で、公立図書館はお金をとってはいけないと決められているからです。

私設図書館は有料の場合があります。

(回答2)
ドイツでは、美術館・博物館の類は、週末無料ですね。

あんなに、困窮した旧東ドイツを抱えていても、

それくらいの文化水準は保っています。

結局、そのお国柄の文化成熟度によるのではないでしょうか。

図書館だけが無料なのではなくて、

他の施設も無料化できることが望ましいのでは?

って……ちょっとまともな回答からずれちゃいました^^;

(回答3)
無料ではありません、本代、図書館職員、非常勤職員の人件費、建物維持費、空調費、水道光熱費など税金で負担させられているのです、昔の人は言いました「ただより高いものはない」と〜〜〜〜

(回答4)
高速道路で言われているように受益者負担なら平等でしょうが、無料という事は利用しない人、利用できない人も税金として同じ金銭的負担をしている訳です。

無料でも道路と違って こちらの方は そんなに議論されませんね。

インターネット「お気軽Q&A」より

以上いろいろな意見がありました。

これらを踏まえた上で私自身の意見を述べてみると、要は読書(書物を読むこと)ということを「教育の基本要素」としてとらえ、それをを義務教育と同レベルに置いて、人間として基本的になさねばならぬものと考えての費用の公費による負担なのではなかろうか。

すなわち教育という観点に立っても、図書館の位置づけがそれだけ大きくて重いのではないだろうか。

その意に沿い、私としては今後とも感謝の気持を忘れずに有難く図書館を利用させていただくことにする。

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