2011年2月21日月曜日

「士業」も楽じゃない・ここまできたのか「公認会計士」の不人気


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朝日新聞(2/19)
 
昨年の公認会計士試験合格者のうち、過去最悪の約4割が就職できず、資格が得られない

「会計士浪人」になっていることが金融庁の調査で分かった。2006年から合格者を大幅に増やしたことや、不況が原因とみられる。金融庁は一般企業に採用を呼びかけているが、合格者の就職環境は年々悪化している。

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上の朝日新聞の記事に見るように、いま「士業」と呼ばれるいわゆる自由業に身を置く人々の職業環境は年々悪化しているようである。

上のケースは公認会計士についてであるが、昨年8月2日の「売れない弁護士」という私のブログにも書いたが、司法試験という難関をくぐってきた「弁護士」でさえ不景気のせいもあって、今や

人員過剰気味で、新人弁護士の中には「法律事務所」などへの就職さえおぼつかないことさえ珍しくないようであり、せっかく肝いりで作られた法科大学院は早くも志願者が減少という暗礁に乗り上げつつあるのだと言われている。

その「士業」であるが、いったいその種類と数はどれくらいあるのであろうか。

参考までに下に並べてみることにする。

医師・弁護士 ・行政書士 ・司法書士・税理士
公認会計士・中小企業診断士・社会保険労務士・
弁理士・土地家屋調査士 ・不動産鑑定士etc

こうして並べてみると、この分野も種類は多く、
従事する人の数も決して少なくない。

先に述べた公認会計士や弁護士は新聞報道にもあるようにこの先、人口減少の一途をたどる日本の現状から、その数の上からも明らかに過剰気味で、

新人弁護士や公認会計士にとっては事務所を構えて開業するどころか、思うように就職することさえおぼつかないのが現状なのである。

当然そうした状況下では収入の減少も避けられないだろうし、医師のような例外もあろうが今やこ
の「士業」業界にも確実に「変革の波」が押寄せているようである。

一時のように「花形職業」として持てはやされる時代はもはや去って行ったのかも知れない。

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