2011年3月6日日曜日

アメリカの大学・知られざる一面



ハーバード大学
  1 ハーバード大学 (米)
2  ケンブリッジ大学 (英)
3  イェール大学 (米)
4 ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン (英)
5 インペリアル・カレッジ・ロンドン (英)
6 オックスフォード大学 (英)
7.  シカゴ大学 (米)
8.  プリンストン大学  (米)
9.  マサチューセッツ工科大学 (米)
10. カリフォルニア工科大学 (米)

上に挙げたリストは言わずとしれた世界の「大学ベスト10」である。

すべてアメリカとイギリスの大学で占められておりそのうち6校がアメリカの大学である。

この中で輝かしいトップの座に君臨するのははアメリカの名門大学「ハーバード」である。

「ハーバード」といえば今年の初頭NHKテレビで放映された「サンデル教授の白熱教室」という同大学哲学科の名物教授の授業紹介などもあって今や日本でも益々知名度を上げてきている。

また、インターネットの世界では「Google」や「yahoo」を凌ぐほどの勢いで成長を続けている「Facebook」という「ウェブサービス」があるが、この会社の創業者マークサイドバーグ氏はまだ若干26歳のハーバード出身の若者なのである。

今回のブログではその世界の大学の雄「ハーバード」他アメリカの著名な大学について、

最近読んだ本を参考にしながらまだ一般にはあまり知れれていない一面について書いてみることにする。

資金力のあるアメリカの大学

まず第一にこの大学(ハーバード)が世界の大学のトップに君臨できるのはどうしてであろうか。

もちろん世界に誇る優秀な教授陣とすばらしい研究施設というのが第一に挙げられるだろう。

ではその教授陣と設備を整えるには必要なものはといえばなんと言ってもそれは「財力」に他ならない。

いま世界で最も潤沢な資金を保有しているといわれるこの大学だが、いったいそれはどのように調達されているのであろうか。

その第一の理由はこの大学の卓越した資産運用力である。

一般的にアメリカの一流大学は日本の大学などに比べて保有資産は驚くほど多い、

その額は例えばハーバード大学で3兆5千億円、エール大学で2兆円と驚くほど潤沢な資金を保有しているのである。

加えるにハーバードの学内事務局にはこの資金の専門運用スタッフチームというのがあり、そこには170人もの多くの人員を配置しているのである。

これは資金量に劣らず実に驚くべき数ではないか。

ちなみにこのスタッフによる資金運用益は平均で年10%だという。

日本だとさしずめ2〜3名の経理担当者が一般事務と兼務して金融会社のアドバイスを得ながら細々とこうした業務に当たっているのが現実である。

この一点だけ眺めてみても日米の大学のとてつもない差が伺えるではないか。

ちなみに近年のハーバードでは、2005年まで10年以上資金運用部長を務めたジャック・メイヤー氏とそのチームはその間に1兆円以上の利益を上げたというのである。

まさにどこかの国とはスケールの違う話である。

寄付金を集める専門のスタッフも

あと日本と大きな違いは寄付金を集めることを専門で働いているスタッフがいるということである。

驚くなかれ、ハーバード大学にはなんと450人もの専門スタッフがいるという。

これは別に異常な数ではなく、アメリカの大学には100人規模で寄付金を集めるスタッフの組織が多く存在するのである。

本家アメリカのAO(Admission Offie)システム

さて資金運用の話はこれぐらいにして、次は日本でもさいきんよく耳にするようになってきた「AO入試」だが、そのもとになったアメリカの大学における「Admission Office」について述べてみよう。

日本でのAO入試といえば、書類選考や面接などを通じ総合的に人物を見て合否を決める制度あり学校長の推薦が不要という点で従来の推薦入学とは違う。

この入試制度のことを「アホでもOK入試」などと不謹慎なことを書いた週刊誌もあった。

まあこれは余談だが、本家アメリカの「Admission Office」いえば日本とは少し違った生徒獲得システムなのである。

アメリカのアドミッションオフィスは学生募集のすべてを負う専門部署のことを言うのであってその大学のミッションにしたがって必要な生徒を集めるのが任務なのである。

その任務を遂行するためのプロフェショナルチームの所属先が「Admission Office」と呼ばれるのである

生徒獲得方法は入学試験だけでなくAO所属のスカウトが全米を回って優秀な生徒を集めるのである。

このように豊富な資金力をもとに優秀な教授人と経営スタッフを集結させ、その英知が安定した力を生み世界の高等教育のトップ集団形成に君臨しているのである。
 
・ 参考文献 倉部史記著「文学部がなくなる日」主婦の友新書
・ インターネット「大学の資金運用」参照

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