2011年5月27日金曜日

今や当たり前になってきた駅構内のスーパーマーケット

出店が相次ぐ駅スーパー

「駅スーパー」とも呼ばれる駅構内でのスーパーマーケットの出店がこのところ盛んになってきた。

ごく最近も私が神戸までの通勤に利用しているJR姫路駅にも大きなスーパーマーケットが開店したばかりだ。

JR姫路駅東改札口のすぐ手前に位置していて通勤帰りに利用するにはもってこいの場所である。

私が利用しているJR神戸線には神戸駅と加古川駅にはあるのだが、姫路駅にはまだスーパーが出店されてなかっただけにこのたびの開店は非常にありがたい。

この駅スーパーだが、いずれの店舗も改札口のすぐ隣にあり電車利用の通勤者にとって便利この上ない。

帰りにここを利用すれば、家に戻ってあらためて買物に行く必要もなくなり時間の節約にもなる。

それに便利な駅構内にあるからといって別に値段が高いわけではなく、普通のスーパーなどとかわることはないのである。

なぜあえてこんなことを言うかといえば、駅といえば、ホームなどにあるあのキオスクという売店のことが連想されるからだ。

この売店は競争がないのをいいことに、かなり独善的な価格を設定しているのである。

したがってそのキオスクとイメージが重なって、駅スーパーと聞けば値段が高いのではと勘ぐる向きもあるかもしれないと思い、あえて価格のことについて触れたのである。

スーパーマーケットだけに限らず、今駅構内での商戦はいま一気に熱を帯びてきている。

今月の初頭には大阪駅が大きく変わり、大阪ステーションシティと命名され、伊勢丹デパートをはじめ広大なスペースに数々の大型店舗を備えた大ショッピングセンターとして華やかにオープンした。

その巨大なマーケット空間は、今近畿圏のJR通勤客をはじめ、人々の間で大きな関心の的になっているようだ。

また私の住む街姫路市でも、JRの高架によって生まれた広大な空間に一昨年「プリエ」という西部系列のファッション専門店外もオープンしている。

これなども通勤客を大きく取り込んで盛況を極めており、景気の悪い昨今にあっては、街中にある商店街の客足をさらに遠のかせているのではないだろうか。

JRの路線高架はいま各地で急ピッチで進んでおり、それにより生み出される高架下のスペースはドンドン増えており、今後もこうした店舗の出店が相次ぐに違いない。

こうして駅という人が多く集まる一等地にスペースを多く生み出しているJRではあるが、今後は本業の輸送と共に副業とも言える商店経営は益々進んでいき、売上規模をますます大きくしてに違いないだろう。

競合が避けられない街中の商店にとっては、また頭の痛い問題が増えたのである。

0 件のコメント: