2011年8月31日水曜日

世界的な新聞不況の中 ・ 韓国の新聞3紙が競って発行している日本語版


 韓国の新聞3紙が競って発行している日本語版

長期にわたる韓流ブームや、今開催されている世界陸上、また2018年の冬季オリンピック開催決定などで見るように

国の勢いという面においては、日韓2国の比重のバランスはどちらかと言えば今は韓国のほうに傾いているようである。

そうした韓国の勢いに対して、いま日本では、一部のTVメディアによる行過ぎた韓国製TV番組の放映に対して"謙韓"とも思われかねない韓国製番組放映反対運動が起こっている。

こうした動きが起こるほど、いまTV番組に限らず、いろいろな分野で怒涛のごとく日本に押し寄せている韓流の波なのである。

でも目を転じてみればバランスの面で大きく日本に傾いている分野もまだあるのである。

先ほどの話はメディアの中のTV界のことであるが、では目を活字メディアの代表である新聞界に転じてみると、また別の日韓の比重のバランスを見ることができる。

現在日本の多くの新聞社で、自国語以外に英語版を出しているところは多い。代表的な日刊紙はもちろんだが、下に並べたようにそれらの中には地方紙が3紙も入っている。

これに見るように、日本の新聞社は英語偏重主義であるということがよくわかる。

一方、韓国の新聞はどうかというと、英語圏向けには日本同様熱心であるが、その熱心さを日本にも向けているのである。

いま韓国の主要紙といわれている3紙がこぞって日本語版を出しているのである。

これに対して日本の新聞社で韓国語版を出しているところは1社もない。

以下は日本紙の英語版と、韓国紙の日本語版の一覧である


日本の新聞・英語版

■ ジャパンタイムズ
■ 朝日新聞
■ 毎日新聞
■ 読売新聞
■ 日本経済新聞
■ Popup English
■ 週刊ST
■ 共同通信社
■ 京都新聞
■ 沖縄タイムス
■ 琉球新報


韓国紙の日本語版

・中央日報
  財閥系の新聞社で、発行部数の首位をつねに争っている。

・朝鮮日報
  植民時代からの歴史をもつ新聞社です。毎日新聞と提携している。

・東亜日報
  植民地時代からの歴史をもつ新聞社です。朝日新聞と提携。


いま多くの分野で韓流、韓流と口で叫んでいながら、新聞におけるこのアンバランスはいったいどうしたものなのだろうか。

いまの韓流ブームに便乗して、相手と提携関係にあるところ1社でも韓国版を出してよさそうに思えるのだが・・・・。

そうしないのも単に経営的(収支的)視野に立ってのことなのだろうか?

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