2011年9月8日木曜日

受刑者でも豪華設備で快適な生活がおくれる・常識を破ったノルウェーの刑務所

刑務所とはいえ、快適な生活環境を提供し、受刑者に寄り添うことこそ、更生を促す最善の道だというスタンスを貫いているノルウェーのような国もある。

刑務所とは言えないほど、内部の様子はまさに「楽園」という表現がぴったり。

まるで高級ビジネスホテルのようなに、独房には、バスルーム、フラットスクリーンのテレビなど各種の快適な設備が整っています。

12平方メートルの部屋が10から12のユニットに分割され、リビングルームとキッチンは共用。どかか学生寮に似ているところもある。

バンド活動ができる本格的な音楽スタジオ、料理を楽しめる共用キッチンやリビングルームまで完備。

窓には鉄格子ははめられてなく、かわりに厚いガラスが使われている。

さらに囚人たちは、刑務所内に設置された公式の高等学校にて、広範囲にわたる科目を受講することができます。

教科には、言語、IT、自然科学、ケータリング、音楽(専門のサウンドスタジオさえあります)、アート、ハンドクラフト、さまざまなスポーツを含む。

看守は威圧感を与えないよう武器を持ち歩かず、囚人たちも私服で寛いでいる。休憩談話室は、受刑者や守衛たちの会合場所であり、食料も用意されている。

囚人たちがこうした環境下で社会復帰をめざすことになると聞くと複雑な気持ちになるが、再犯率の低さを考えれば、凶悪犯にも更生のチャンスを与えるノルウェー方式には意義があるのだろうと思う。

興味深いことに、統計データによると、ノルウェーにおいては別の罪を犯すことで釈放から2年以内に刑務所に帰ってくる囚人は全体の20%(5人に1人)のみであるという。

  ニューズウィーク日本語版「刑務所事情は社会の映し窓」 & ブログ「とみー」参照

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