2011年9月26日月曜日

異常ではないのか ・ 首相経験者がゴロゴロしている日本の国会議員


役職のたらい回しなのか、日本の首相
 
人間は他の動物と違って肩書きを有り難がるものだが、中でも政治家はその傾向が強いようである。
 
肩書きに何がしかの権限でも付けばなおさらである。
 
日本ではこの数年の間に、最高の権限を持つ首相という肩書きがまるで湯水のごとく粗製濫造されてきた。

まるでその任期が1年限りとでも言うように。判を押すように次々と辞めていった。

その結果、今の国会議員の中にはやたらと首相経験者がいる。
 
いったいその数はどれくらいであろうか。

ざっと数えても10名以上いるのは確かである。

いったいどこの国の国会議員にこれだけの首相経験者がいるであろうか。

これは異常なことであるとともに、恥ずべきことなのではあるまいか。

そこで提案だが、首相はその職を辞するときは、国会議員の職をも併せて辞すことにしてはどうだろうか。

それであれば"有終の美を飾ろう"と言う気も起こり、これまでのように簡単のその職を投げ出したりはしないのではないだろうか。

そうでもしないと日本の首相の座はいつまでも安売りが続くような気がする。

こんなふうに思うのは私だけであろうか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

平成の首相、実に16人も

・世界で2番目に多い平成の首相

日本の16人という首相の数は異常だという。

世界192カ国で、平成元年の1989年以降の最多はネパールの19人だが、2番目が日本の首相だ。毎年行われるサミットに出席する日本の首相は、安倍首相から毎年代っているが、今年の菅首相も新人だ。
  
こんな"日替わり"みたいな国は参加国のG8で唯一日本だけだが、ちなみに、平成以降の各国のトップは、アメリカとイギリスが5人、フランス、ドイツ、ロシアが3人、イタリアが12人だがダブりがあるので正味7人だという。

米ワシントン・ポスト紙は、「中曽根と小泉以外の顔は直ぐに忘れる」と揶揄している。米通信社APは、「一貫したリーダーシップがない」と批判しているという。

・内閣の平均在任期間は1年4ヶ月

平成になって正味21年半に16人代わると、一人平均の在任期間は、約1年4ヶ月(490日)である。

菅首相の前任の鳩山首相は在職日数266日は戦後7番目、平成になって3番目の短命内閣であったが、その前の麻生365日、福田365日、安倍366日と3代の首相も、約1年の短命首相であった。

安倍の前の小泉内閣は1980日と歴代3位の長命内閣であったが、小泉以前の首相も自民党総裁の任期3年(1095日)に満たないから、平成首相が16人もいるのである。

0 件のコメント: