2012年5月28日月曜日

海外メディアも橋下大阪市長に注目 ・ 米紙ワシントンポストに掲載された長文記事



「敵がバトルゲームのように出てくる」橋下氏、米紙記事の指摘に“反論”
2012.5.24 22:52 
 
 米紙ワシントン・ポストが取り上げた橋下徹大阪市長。「日本の不満を背景に人気が高まっている」と分析した(写真は電子版)

 橋下徹大阪市長は24日の定例会見で、米紙ワシントン・ポストが23日付の1面で「敵を作り、論戦して有名になった」などと橋下氏の分析記事を掲載したことについて、「市長の仕事を取材してもらっているのは大変うれしい。

 批判してもらうところは批判してもらいたい」と述べる一方、「僕は敵を作りたくないが、向こうからバトルゲームみたいに次々と敵が出てくる」と“反論”した。
 
 記事では、橋下市長を「うんざりした(日本)社会の産物」「民衆扇動家」と形容。高い支持率や大阪維新の会の活動のほか、市職員への入れ墨調査についても取り上げている。
 
 橋下市長は、記事で挙げられた「敵を作る」手法は自ら意図していないとの見解を示す一方、「民主的な国には多様な価値観がある。

 敵が出ないということは、政治をやっていないことになる」とも主張。自身への支持については「既成政党への不信(の裏返し)だろう」と分析した。

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橋下市長は民衆扇動家。日本社会の不満を背景に強力な指導力を発揮している

 米紙ワシントン・ポストは23日、1面で大阪の橋下徹市長に焦点を当てた長文の記事を 
掲載した。 

 見出しは、「炎のような市長(の活躍の裏に)日本社会の不満」−。 

 記事は冒頭、橋下氏を「うんざりした(日本)社会の産物」「民衆扇動家」と形容。 

 その上で、日本の「眠ったような現状を完全に変貌させたい人物だ」と紹介している。  

橋下氏の政治スタイルについて 

  「(米国の草の根政治運動)ティー・パーティー(茶会)のように『小さな政府』を志向する」と述べ、その強力な指導力から「(ファシズムに引っかけ)『ハシズム』と呼ぶ人もいる」としている。 

 また、「野田佳彦首相並み」に有名だとして、支持率が首相の3倍に上ると指摘。 

 橋下氏の鋭い舌鋒(ぜつぽう)の矛先が増税や震災復興、エネルギー政策などで十分な指導力を発揮できない国家に向けられているとして、「このままでは日本は3年から5年で沈む」との発言も紹介している。 

 弁護士出身で、テレビの法律番組に出演して有名になったことにも触れる一方、橋下氏を有名にさせたのは「敵を作り、議論で戦う」ゆえであるとし、最近、入れ墨の大阪市職員を問題視するなどの行動に言及している。 

 記事は民主党と自民党が現在、国民から十分な支持を得ていない現状に触れ、橋下氏が率いる地域政党「大阪維新の会」が既存政党の「脅威になる」と期待する支持者の話も紹介している。 

 さらに、大阪維新の会が3月下旬、次期衆院選を見据えた候補者養成機関になっている「維新政治塾」を開講したことも取り上げ、橋下氏が大阪地域だけでなく、首相公選制や憲法改正など、国家の理想的なあり方も考えていると指摘している。 

 政治塾で人材を養成しても「(選挙では)20−30人を擁立できるだけだろう」と冷静に分析する政治アナリストの言葉を取り上げる一方で、「受講者はやる気満々だ。

 受講する以前から、政治家として必要な要素を持ち合わせている人々もいる」との側近の言葉を最後に紹介、一貫して橋下氏を“応援”する好意的な論調となっている。 

■Washington Post http://www.washingtonpost.com/ 

2012/5/27
ライブドアブログ「U−1速報」より

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