2012年10月29日月曜日

空室だらけのオフィスビル ・ その有効利用法は?


貸し会議室に貸し倉庫、はたまた有料喫煙所も


増加する一方のオフィスの空室を有効利用する動きが活発になっている。その1つが、貸会議室だ。


貸会議室は机と椅子を準備するだけで開業できる手軽さに加え、立地がよければ時間貸しにしたほうが

貸事務所として賃貸契約をするよりも収益がいいケースもあることから、オフィス街に貸会議室が目立ち始めている。


また、空室を収納スペースとして貸し出すケースも増えている。

矢野経済研究所が1月に発表した「収納ビジネス市場に関する調査結果(調査期間2011年10~12月)」によると2011年度の収納ビジネスの市場規模は前年度比4.0%増の455億5,000万円。


2012年度は473億9,000万円まで拡大すると予想されている。


都市部の空きオフィスだけでなく、郊外でも空き倉庫やマンションの1F・地階の空きテナントスペースがレンタル収納の拠点として活用されるなど、その数は増加傾向にあるという。


さらに最近では、不動産事業を手がける企業が、都内の空室の利用を兼ねて、1回の使用料50円の有料喫煙所「ippuku」をオープンさせ、話題になっている。 


従来は収益を生まなかった空室も、アイデア次第でビジネスチャンスになる。今後も空室を使った新たなビジネスが登場しそうだ。

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