2012年11月5日月曜日

仏ルモンド紙も報じる ・ 日本の危機的状況


仏ル・モンド紙
このところ連日のように報じられているわが国の電機IT関連企業の経営不振に関する暗いニューだが

それに対して外国メディアも敏感に反応している。


下に載せたのは仏ルモンド紙の記事であるが、外国紙とは言え実に正鵠を得た内容になっている。

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仏紙「日本は疑念の時、沈滞ニュースばかり」


3日付の仏紙ル・モンドは1面で、「日本は奇跡(の成長)を経て、疑念の時にある」と題した社説を掲載し、日本が政経両面で衰退していると警鐘を鳴らした。


社説は、日本の自動車、電子機器産業が世界進出した1970年代と比較し、「最近の日本は沈滞したニュースばかり」と指摘。


電機大手シャープやパナソニックが業績予想を大幅に下方修正したことや、尖閣諸島を巡る日中関係の悪化で、中国での日本車の販売が減少したことを列挙した。


 その上で、「経済の停滞、高齢化、技術革新の能力衰退だけでなく、政治が果てしなく弱体化している。日本政治は国難に直面し、どんどんマヒしているようだ」と評価。


中国が台頭するいま、日本は新たなモデルを見いだす必要があると論じた。
 

【パリ=三井美奈】

(2012年11月3日読売新聞)



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