2013年2月6日水曜日

最近は女性客も多い! ・ わが街の立ち飲み屋事情


立ち飲み屋に女性客が増えてきた

このところ立ち飲み屋に行くことが多くなっている。懐事情ということももちろんあるが、それにも増して、飲み屋で長い時間過ごす年齢でもなくなっている、という理由のほうが大きいかもしれない。    


客の回転が速い立ち飲み屋だと長居することがなく、滞在時間はせいぜい30~40分ぐらいである。    


さてその立ち飲み屋だが、去年の年末にも私の行動テリトリー内に新しい店がまた1軒オープンした。これで駅前の半径200メートル以内で12軒目になる。    


12軒と言っても、これは純粋な立ち飲み屋だけの数であり、居酒屋や洋酒バー含めるとこの4~5倍ぐらいになる。 


 ことわっておくが、この数字はあくまで私の行動範囲半径200メートル以内のことで、この街全体のことではない。    


その12軒の立ち飲み屋だが、私がこのところよく行っている店はそのうちの4軒だけである。    


前はもっと軒数が多かったのだが、外で飲む回数が減るのにしたがって、次第に軒数のほうも減ってきたのだ。    


さて、立ち飲み屋といえば、一昔前までは、男の世界と言ってもいいほど、客のほとんどは男性であった。 


 ところが最近は事情がすっかり変わってきており、女性客が次第に多くなっているのである。    


立ち飲み屋は一般的にはカウンター席主体の小さい店が多く、収容人数も10人~20人ぐらいも店が圧倒的である。    


したがって複数で連れ立ってくる客は少なく、圧倒的に多いのはいわゆる世間では”おひとりさま”と呼ばれる1人客である。    


こうした特性をもつ立ち飲み屋だから、ここへやってくる女性も、当然のごとく”おひとりさま”が多いのである。    


しかし、考えてみれば女性が一人で立ち飲み屋に入るなどとは、少し前までは考えられなかった。    


女性は男性に比べてムードを大事にするところがある。そんな女性がムードなどとはまるで無縁の、どちらかというと男臭い雰囲気を持つ場所へよく一人で平気な顔をして入ってこれるものだ。じつに大胆不敵ではないか。    


これは最近行きつけの立ち飲み屋の主人に聞いた話である。    


その店は夜勤帰りの人もターゲットにしていて、午前10時にオープンする店である。    


ある日の開店直後に若い女性が一人で入ってきたのだという。    


女性客が多い昨今のこと、夕方や夜だとなんとも思わないのだが、さすがに午前10時だと、ちょっと気になった。    


それで主人は次のように聞いてみたのだという。


「お仕事帰りでしょうねえ、病院か何かにお勤めですか?」 


 「いいえ、警察です。昨日は夜勤で、その帰りです」    


ひょっとして病院の看護婦さんの夜勤帰りかと思って聞いた主人だったのが、なんと婦人警官の夜勤帰りだったそうだ。    


しかしいまの世の中、訳が分からなくなってきた。

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