2013年3月25日月曜日

日米英仏独 ・ 主要5カ国の人気スポーツランキング


わが国では「野球少年」と「サッカー少年」が、ほぼ同数

球春といわれるように、わが国では毎年3月になると選抜高校野球が始まり、月末にはプロ野球も開幕する。


つい先ごろ開催されたWBCでは日本チームは準決勝で敗退したものの、ファンからは多くの関心が寄せられていたようであり、わが国の野球人気は依然として根強いものがあるようだ。


野球人気は日米及び韓国、台湾あたりでは強いが、ヨーロッパではさっぱりである。


WBCには、オランダやオーストラリアが参加しているが、まだそれほど大衆に広がっているとは思えない。


一方わが国で野球と並ぶもう一つに人気スポーツはサッカーである。


一昔前までは野球に大きく遅れをとっていたものの、近年ではその地位をグングン上げていき、いまや野球と肩を並べるほどの人気スポーツに成長してきている。


スポーツの人気度を調べるには少年スポーツの動向を見ればよく分かるのだが、「サッカー少年」はいまや「野球少年」とほぼ同数を占めるまでになっている。


ヨーロッパに野球がまったく普及しないのに反して、その国々がもっとも愛するサッカーがわが国でよくここまで成長したものだ。


以下は主要5カ国における人気スポーツに関する記事である。

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 日本と米国では、他の3国と異なり、野球が1位であり、しかも、回答率が50%前後と他の国の1位よりかなり高いレベルとなっており、2位以下を大きく引き離している(特に日本)。

この2国で野球がいかにさかんかが知られる。逆に、英国、フランス、ドイツでは、野球はベストテンにも登場しない不人気スポーツであり、日米と対照的である。


 英国とドイツではサッカーが1位であり、特に英国では2位の水泳をかなり引き離しており、サッカーがさかんなことがうかがわれる。ドイツでは2位以下の水泳、陸上競技などの回答率も高く、スポーツ全般に関心が高いことが分かる。


 1国でしかベストテンにあらわれない特徴あるスポーツとして目立っているのは、

 日本:マラソン・駅伝、相撲

 米国:アメフト、バスケット、ホッケー

 英国:乗馬、バドミントン、ラグビー(フランスも)

 ドイツ:サイクルスポーツ

である。

 フランスは、テニスが1位で、サッカーが6位と他国に比べ低いのが特徴である。

フランスは1998年ワールドカップ・フランス大会で優勝したのに)、サッカーの関心度が低いのは意外である。登山・ワンゲルが4位と高いのも特徴である。


 水泳は、日米は順位が低い(特に日本は6位と低い)が、その他の国では、いずれも2位となっており、人気スポーツである。


 なお、各国のベストテンに登場したスポーツをすべて掲げておくと、アイススケート、アメフト、ゴルフ、サイクルスポーツ、サッカー、乗馬、水泳、スキー・スノーボード、相撲、体操、釣り、テニス、登山・ワンゲル、バスケット、バドミントン、ボクシング、ホッケー、マラソン・駅伝、モータースポーツ、野球、ラグビー、陸上競技の22種目である。



社会実情データ図録より

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