2013年6月17日月曜日

居酒屋の新しい形態 ・ ”原価酒場” とはどんな店?



生ビール一杯190円だが

盛り場を歩いていると、ふと見なれない看板が目にとまった。「原価酒場」と書いてある。


原価と酒場という少し妙な組み合わせに興味がわき、しばし立ち止まってその看板を見つめていた。


入口の近くには簡単なメニューがついた張り紙があり、それにはこう書いてあった。

「飲物や食べ物はすべて原価で提供いたします。ただし入場料として1000円いただきます」。


これを読んで、今度は少し疑問がわいた。飲み物や食べ物が安いのは良いのだが、入場料1000円というのはどうなのだろう?

これだと少しだけ飲んだり、食べたりする場合は高くつくではないだろうか。


例えば190円の生ビールを一杯と150円のアテを2品頼むと計490円になる。


この場合でも払うお金は合計1490円で、店には1000円も利益が出るではないか。

つまり利益率が70%近くにもなるのだ。これでは店が有利なだけで客は損するではないか。


こんなシステム大酒飲みの大食漢には良いかもしれないが、少し飲むだけの普通の人には馴染まないだろう。



最初はちょっと良いアイデアかとも思ったが、そう考えたとたんに魅力がなくなって、店の前を早々と立ち去った。







  

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