2013年10月12日土曜日

動詞+「みたいな」という表現が氾濫しているが ・ 名詞+「みたいな」ならいいのだけど


いわゆる“みたいな”言葉とは

<婚活するみたいな
<冷やかしに行くみたいな
<みんなで一緒に見るみたいな
<スキヤキを食べるみたいな
<大声で笑うみたいな
<シクシク泣くみたいな


どうですか皆さん。上の表現はすべて動詞+「みたいな」になっていますが、最近若い人の間でよく使われているこういった表現をよくお聞きになりませんか。

私は少なくても1日に10回ぐらいは耳にするのですが。でもこの表現,何か気になりませんか。

そもそも「・・・みたいな」は、<・・・(の)ような>の意味で使われることが多いと思われます。

したがって上の表現を<・・・(の)ような>を使って書き換えてみますと次のようになります。

<婚活するような
<冷やかしに行くような
<みんなで一緒に見るような
<スキヤキを食べるような
<大声で笑うような
<シクシク泣くような


という風になりますが、どうでしょう、<~みたいな>と比べて、どちらがいいでしょうか。

もちろん「みたいな」は、古くからある表現です。でも以前は動詞ではなく、ほとんどの場合は名詞の後につけて使われていたのではないでしょうか。つまり次のようにです。

<映画みたいな>
<動物みたいな>
<運動会みたいな>
<高齢者みたいな>
<アラサーみたいな>

これだと動詞の後につける場合より不自然さはないように思うのですが、いかがでしょうか。

言葉には使う人の知性が出るといいますが、少なくともこの形ですと使っても品性を疑われることはないように思うのですが。

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