2015年3月27日金曜日

ネット求人サイトoDeskに見る ・ 米国のウェブライター募集事情


米国のウェブライター募集広告

    Fixed-Price – Est. Budget: $10.00 Posted 5 hours, 23 minutes ago
    i need innovative articles. a good researcher would be welcome soon send me any related articles. I pay $10 for 1000 words ongoing work


      Hello. I have a maternity website in need of informative and easy to read articles. Please be a mother and be knowledgeable about what you write about. I will not accept articles that have misinformation or grammatical errors. Payment is $8 per article over 700 words so I expect decent content. 

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

上二つは、oDeskというネット求人サイトに掲載されたごく最近の米国におけるウェブライター求人広告です。

ここでは2件だけ紹介していますが、実は全体ではこうした公告が2300余りも掲載されています。

広告の文章でお分かりのように、上の求人では、報酬は1000ワードにつき10ドルで、下のものは700ワード8ドルとなっています。他の多くの広告も報酬は似たようなものです。

ということは、アメリカのライターの報酬は100ワード1ドルと言うのが標準ということになります。

つまり日本で言えば、100語120円という感じです。
 

では日本のウェブライターの報酬はどうなのでしょうか。

実は日本では、米国と違ってライター報酬は実に様々です。
 
でもはっきりしていることは米国のように100語120円ぐらいに該当するものは非常に少ないのが現状です。

最近の募集広告を眺めてみても、多いのは1文字につき0.3円~0.4円のものです。

したがって、このレートだと、100文字が30円~40円、1000文字だと300円~400円となります。

もちろん100文字100円、1000文字1000~2000円と言うような、1文字1.0円以上の、米国と同程度の募集もなくはありません。
 
しかしそうした報酬のものは全体としては10%あるかないかです。したがって90%近くは1文字0.5円以下のものです。

これでお分かりのように、日本のライターの報酬はアメリカより、うんと安いのです。

このように報酬だけ見ても、わが国ライティング業界の未発達ぶりがよく分かります。

とはいえ、米国の場合は1ワード(1単語)についての報酬であるのに対して、日本の場合は1文字あたりの報酬です。
 
これを考えますと、タイピング所要時間を考えれば、平均的には米国の60%程度になるのではないでしょうか。

0 件のコメント: