2015年8月18日火曜日

肩身の狭いいまどきの喫煙者 ・ いまや屋内で喫煙できるスペースは狭まる一方 


屋内でタバコが吸えないから屋外喫煙所は大賑わいで
歩行喫煙も増えている


公共の場所での禁煙が急速に進むいま、屋内で大手を振ってタバコが吸える場所は皆無と言って良いのではないでしょうか。

ちょっとお茶でも!と思って立ち寄るカフェでも、ランチで訪れるレストランでも禁煙エリアが次第に拡大され、喫煙コーナーは狭くなる一方です。

そのせいで、いつでも混み合っているのが屋外喫煙コーナーです。それだけではありません。外へ出ると一斉にタバコに火をつける人が多くなるため、このところ歩行喫煙者の姿がやたら目立ちます。

それに今やタバコが吸えないのはカフェやレストランだけではありません。アフターファイブにちょっと一杯!と訪れるバーでも禁煙は珍しくないのです。

いかに禁煙が進む時代とは言え、酒場なら大丈夫!と思っていた愛煙家は少なくないと思いますが、そうした考えも今では古く、夜のお酒の場所も決して愛煙家の味方であるととは限らないのです。

でも日本はこれまでずいぶん喫煙に鷹揚なお国柄でした。

ようやく最近になってバーやレストランなどでも禁煙の動きは活発になってきたのですが、

アメリカなどは今から10年以上前からレストランもバーも全面禁煙になっていました。

その波が10年以上の遅れでようやくに日本にやってきたのです。

したがってもう元に戻ることはありません。ということは、これからずっと喫煙者には厳しい時代が続くのです。

いまや飲食店でも禁煙にしたほうが儲かる時代

飲食店を禁煙にするには経営者は勇気が要ります。なぜなら、大方の人が、禁煙にすると客が減ると考えるからです。それが怖くてなかなか禁煙に踏み切れない経営者も少なくないのです。特に小規模店にその傾向が強いようです。

それもそうかもしれません。規模の小さい店だと客の絶対数も少ないわけですから、その少ない客がさらに減ることは大きな痛手です。
でもそう考える経営者が多かったのは過去のことで、今では禁煙にすると逆に客が増え、売り上げも増加すると考える人が次第に増えているのです。

なぜそう考えるかと言いますと、喫煙者と非喫煙者の数の割合に気づいたからです。

つまり、わが国の喫煙者は20%ぐらいであるのに対して、非喫煙者が80%近くもいることに気がついて、喫煙者より非喫煙者を大事にしたほうはお客の取り込みが有利になる、と考えるようになったかfらです。

それもそうでしょう10人中2人しかいない喫煙者をより8人の非禁煙者を大事にしたほうがお客が増えることは明らかだからです。要するに店を禁煙にしたほうが客がよく来て、その上客層が良くなりますから客単価も上がって儲かるのです。

でも客層が善くなるのははともかく、なぜ客単価が上がるのでしょうか。

それは禁煙者より非喫煙者の方が一般的に収入が高いからです。

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