2016年2月22日月曜日

この「はやり言葉」がうっとうしい! ・ 半端ない と ヤバくねー?



どちらも品が悪い上に語感も悪い

時代とともに新しい言葉が出てきて、それとともに無くなっていく古い言葉もあります。

それはそれで仕方ないのですが、新しく出てきた言葉に馴染めないものがあります。

この頃、そうしたものが多すぎるように感じるのはわたしだけでしょうか。

馴染めない理由は語感が悪いからです。つまり言葉としての見た目が悪く、聞いて耳障りが良くないのです。

そうした中で今日とりあげるのは次の二つです。


はんぱない、半端ない≫

形]《「半端ではない」の省略形》俗に、中途半端ではなく、徹底しているさま。
程度がはなはだしいさま。
「あの店のラーメンは量が―・い」


goo辞書より


ヤバくねー?、やばくない?≫

例えば、最近若い人が会話の中でよく
「やばい」
という言葉を口にするのを聞きます。
「これ、やばくね?」とか、
「これ、やばいよ!」
といった具合です。
「やばい」
という言葉は、もともとは犯罪者が自分たちの悪事が警察などにバレそうになった時に使っていたもので、それが一般にもひろまったのだそうです。

ブログ「心のともしび」より

2016年2月6日土曜日

団塊の世代が高齢者に組み込まれてから、「主人在宅ストレス症候群」という病気になる高齢主婦が増えてきた


高齢者社会ゆえの新しい病気が蔓延してきた

大衆小説の月刊誌を読んでいると、作家清水義範氏が高齢者をテーマにした短編小説で面白いことを書いていました。

それは団塊の世代が高齢者に組み込まれて以来、「主人在宅ストレス症候群」という病気の患者が著しく増えてきた、というのです。

つまり、団塊の世代という恐ろしく人数の多い世代が新たに高齢者に加わったことから、この病気になる人の比率が増えたというのです。

これについては数が増えた理屈は理解できますが、分からないのは病名の方です。ストレスが原因になる病気にはPTSDうつ病などいろいろあります。

でも「主人在宅ストレス症候群」という病気がはたしてあったでしょうか。

病名からどんな病気であるかはわかります。つまり65歳を過ぎて完全にリタイアした夫が毎日朝から晩まで家にいるので、主婦としてはうっとうしくて仕方なく、そのストレスが高じて体に支障が出てくるのです。

これはじゅうぶんあり得ることです。それが何よりの証拠には、かつて、「亭主元気で外が良い」という名言が世の主婦の大喝采を浴びたではないですか。

要するの世の主婦は亭主はいつまでも元気で外にいてほしいのです。

でも65歳までは何とか外で頑張れた亭主も、さすがに65歳をすぎればもはや外からお呼びはかからなくなり、妻の希望に沿えなくなるのです。

その結果、朝から晩までぴったり妻に寄り添った生活をすることのなるのです。

かくして妻のストレスは貯まりに貯まり、ついには「主人在宅ストレス症候群」という病気になってしまうのです。

でもこんな病気が本当にあるのでしょうか。小説を読んだときは冗談だと思っていました。

なぜなら清水義範という作家は冗談が好きで、それゆえにユーモア作家とも呼ばれているからです。

でも気になるのでネットで調べてみたところ、この病名の病気はちゃんとあることが分かったのです。

ウィキペディアによりますとと病気の定義と症状は次のようになります。



「主人在宅ストレス症候群」とは
夫が1日中在宅するようになることで、妻が病気に掛かってしまう病気の一種。

主な症状
胃潰瘍、高血圧などの身体症状のみならず、過敏性腸症候群や過換気症候群などの心身症、うつ状態やパニック障害など心理的色彩の濃いものまで様々な症状を示す。 投薬やカウンセリング及び夫婦関係の調整などが大切である。
ウィキペディアより



主人在宅ストレス症候群は、医学博士・黒川順夫氏が命名した新しい病気です。
この病気は夫の定年後に妻が発症するケースが多かったのですが、最近は結婚間もない20代・30代の女性の間でも増えていると言われ、長期出張から戻った夫と生活をともにすることになった若い妻にもこの病気の症状が出ることがある、とされています。

2016年2月2日火曜日

このデータがユニークだ!・ 和食が世界遺産に登録されてから海外で日本食レストランが急増している




このところ日本食の海外進出が非常に活発になっています。とくに和食が世界遺産に登録されてからは、さらにその勢いを増しています。


いま日本食レストランはアジアに全体の約半分の4万5000店、次が北米に25000店、欧州に15000が進出しています

国別では、とトップが中国の2万3000店、米国の2万2000、これに韓国、台湾が続いて続いています

欧州では、フランスが3千店と最多で、イタリア、スペイン、英国などの3倍以上となっていますこれを見ても欧州ではフランス日本食人気がいかに高いかがよく分かります。
前述したように今起きている日本食ブームは、和食が2013年にユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産に登録によって火がつけられたのですが、世界中でブームの日本のアニメでカレーライスや弁当などの食事シーンから日本食に興味をもつ人が増えていることにも原因があります。

また海外で日本食が好まれるのは、肉食に比べて低カロリーで健康に良いと考えられているからです。

欧米ではいま肥満が大きな社会問題になっていますが、それを防ぐために日本食が役立つと考えられているのです。

それに加えてシンプルな味覚の寿司が世界的に流行の食べ物になったことも日本食ブームに大きく寄与しています。
 (出典)社会実情データ図録