2016年7月6日水曜日

見たくない ・ 大相撲懸賞金の鷲づかみ



相撲見物は座り心地が悪そう

あと数日したら大相撲夏場所が始まります。

このところ異常と思えるほど大相撲人気が続いていますが、相撲ブーム到来ということで、たぶん次の場所もこのトレンドは変わらないでしょう。

それはさておき、テレビ中継を見ていていつも不思議に思うのは、観客席の人たちの座った様子です。

いま、映画や演劇、それにコンサートなどほとんどが椅子に座って観賞するのが普通です。たぶんそれが一番楽だからでしょう。

でも大相撲は違います。土俵に近い席に椅子席はまったく無く、観客のすべてがフロアに座布団を敷いて座るのです。

こうした観客のほとんどは、家庭では椅子中心の生活が多く、畳の上にじかに座る機会は少ないのではないでしょうか。

それ故に相撲見物で椅子なしで過ごすのは窮屈ではないでしょうか。

しかも相撲見物は長時間に及びますから、窮屈さはひとしおではないかと思うのです。

もしそうなら、相撲見物の楽しさが半減するのではないでしょうか。

最初にこんなことを書いてしまいましたが、これは本日の本題ではありません。

実は本日言いたいことは次のことについてなのです。


懸賞金の鷲づかみは見苦しくないか
このところの大相撲では懸賞金の多さが目立ちます。
ことに横綱が登場する最後の方の取り組みになると、何十本という数の賞金がかかることも珍しくありません。
1本の中身は3万円ということですから、それが20本だと60万円にもなります。
でも日にちがたつにつれて本数が増え、千秋楽近くになると50本近くになることもあります。
その50本の束は普通の人では片手では持てないほどの分厚さです。
でもお相撲さんの手は大きく、それを片手で鷲づかみすることもできます。
見たくないのはこの懸賞金の鷲づかみです。
なぜ見たくないかと言えば、ほんの1分足らずの勝負に大金がかかり、その大金の束を無造作に掴んで受けとる姿が見苦しいからです。
特に受け取る際の鷲づかみが気になります。
普通の人の一か月の給料の何倍ものお金を、たった1分足らずの勝負でもらうのに、無造作に鷲づかみで受け取ることが感心できないからです。
また子供に対してこの光景をどう説明していいかも分かりません。
大事な大金ですから、もっと礼儀をこめて丁寧に受け取ったらどうなのでしょうか。

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