2017年11月15日水曜日

図書館の利用者は減っているのか?



図書館新聞雑誌コーナー
以前と違って土日でも空席が目立つ

土曜日、日曜日と2日間連続して図書館に行きました。いつも行く姫路城と同じ敷地内にある「城内図書館」です。

この図書館の閲覧室は鬱蒼と茂る木々の間から窓越しに姫路城の優雅な姿を見ることができる抜群のロケーションにあります。

とは言え、その閲覧室の席を確保できるかどうかは着いてみなければわかりません。

土日は特に混んでいて、午後になれば席は満員で空いた場所がないことがほとんどだからです。

ところが最近は様子が変わってきたのか、今回は土曜日も日曜日も空席があったのです。

しかも午後になっても複数の席が空いており、隣の席などは、その後もしばらくの間空席のままでした。

読書の秋の11月中旬の土日で、満員が予想されたのに、いったいどうしたことなのでしょうか。

これも人口減少で、日本全体で、人が関わることすべてがダウンサイジングに向かっている影響なのでしょうか。

とは言え、今は高齢化社会真っ只中で、時間が有り余っている高齢者がゴマンといるはずです。彼らの図書館利用はどうなってるのでしょうか。

もちろん一定量の高齢者の姿は目にします。でも閲覧席ではあまり見かけません。

高齢者はいったい図書館のどこへ集まっているのでしょうか。

いつも盛況なのは暇つぶしの高齢者が集まる新聞雑誌コ-ナ-

図書館には図書閲覧室の他に新聞雑誌コ-ナ-という場所があります。ここには最新の新聞、雑誌類がふんだんにそろえられています。

足しげく図書館へ通う人の中にはこのコーナーが目的の人も少なくありません。

毎日の新聞や新刊の雑誌を見ることだけが目的で図書館通いを続ける人たちです。

なにしろ新聞は5大紙が全部そろっていますし、雑誌にしても主要なものが数多く取り揃えられています。

言うまでもありませんが図書館は入館料が無料です。ということはこれら多くの新聞や最新の雑誌類がすべてタダで読めるのです。

しかも時間制限もありませんから、何時間でも好きなだけ読むことができるのです。

これは高齢者にとっては非常にありがたいことです。なぜなら仕事をリタイアしている彼らはあり余る時間を持て余していて、さて今日は何をして過ごそうか、と時間つぶしに気をもんでいる人が多いからです。

そんな彼らにとって図書館の新聞雑誌コナーほどありがたい場所はないのです。

目の前に並んだ何種類もの新聞や雑誌に目を通していると、あっという間に時間が過ぎていくからです。

かくしてこの日の図書館も、新聞雑誌コーナーは高齢者のたまり場と化していたのです。


静かな図書館の閲覧室だが、たまにイビキの音が聞こえてくることがある

図書館は静かな場所です。人がたくさん集まっているのにも関わらず人声が聞こえてくることはほとんどありません。

この静けさこそ読書にふさわしい環境であり、図書館の最大の長所です。

しかし人声は聞えてこないまでも、たまにスース―とかグーグーという音が聞こえてくることがあります。

言うまでもありませんが近くの席の人が居眠りをしていて、そのいびきの音が聞こえてくるのです。

シーンと静まりかえった環境で本を読んでいると、つい睡魔に襲われることが少なくありませんが、中にはイビキをかくまで寝入ってしまう人がいるのです。

ときによっては図書館の係の人が巡回してきて、そんな人の肩をたたいて注意をすることがありますが、それも不定期で、いつもとは限りません。

とはいえ、こちらが直接注意するのもトラブルの原因になるようで気が引けます。

図書館利用者の皆さん。どうか館内ではイビキを伴う居眠りはしないでください。

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