2018年3月9日金曜日

So What? と言わせてはいけない



So What?の意味


・それがどうした? 
・そんなことどうでもいい

So Whatのクールな響きが好き


英語のフレーズで好きなものは何か?、と問われたら、すぐ思いつくものだと第一に挙げるのは Take it easyで、二番目に挙げるのが、今回のテーマである So What?です。

なぜかといえば、このフレーズが持っている独特のクールな響きが何より好きなのです。

何がクールなのかと言えば、相手に迎合せず、逆に突き放すような非情とも言える冷たさが小気味よく感じるのです。

今の世の中、訳もわからず相手に同調するシーンにとてもよく出くわします。

その最たるものはテレビです。

例えば料理番組では、ゲスト出演者は出された料理は何に対しても、おいしい、おいしい と迎合するばかりで、味に対する自分の意見を述べたりして批評することが極めて少なく、出演者同士が身内で同調したり、褒めあったりしてばかりいるのです。

こういうのをポジティブ馬鹿の集まりとでもいうのでしょうか。

テレビに限らず、こうした人たちが蔓延している今の世の中では、相手の発言に対して同調せずに、So What?(それがどうした?)とクールにあしらう態度の方が好感が持てるのではないでしょうか。

例えば、相手が嬉しそうに「ピョンチャンオリンピックで日本が取ったメダルの数凄いね」と言ったとします。

それに対して、So What?(それがどうした?)と反応するのです。

「そうだねえ、13個は立派だねえ」と返さないのが良いところなのです。

「それがどうした?」と言って、クールにあしらうのは、20年も前の長野オリンピックよりたった三つ増えただけじゃないか、

おまけに韓国には大きく負けているし、こんなことでなぜ大喜びしなければいけないの?と、暗に言っているのです。


世の中のポジティブ馬鹿はSo What?と突き放す方がいい


上でも書きましたが今の世の中やたらに他人に迎合したがる人種が多すぎます。

何でもかんでも訳もわからず相手に同調して、そうだね、そうだね、とばかり言っている連中です。

多分テレビの影響なのでしょう。バラエティ番組を見ていると、司会者の発言に対してゲスト出演者は、どんなことでも「すごいですねえ」「うまいですねえ」などと嬉しそうな素振りで迎合ばかりしています。

人としての成長に必要な批判精神などひとかけらも見られません。

こういうふうに、何ごとに対しても、YES,YESと言って喜んでばかりいる人種をポジティブ馬鹿と言われていますが、こういった人たちに対しては冷たくあしらう方が薬になります。

つまり、この連中に対しては、丁寧な言葉を返すのではなく、「それがどうした?」と突き放すのです。

すると相手は何故だろう。と考えますから、少しは進歩するのではないでしょうか。


So Whatは相手を否定するのではなく、相手に考えるきっかけを与える言葉


So Whatは聞きようによっては冷たい言葉です。それだけでなく相手に生意気で横柄な印象を与えかねません。

したがってそれをじゅうぶん承知の上での発言でなければいけません。

とは言え、言う側の狙いは相手を突き放すことにだけあるのではなく、本心はもっと深いところにあります。

相手の言ったことに対して、「そうだね」と認めたい気持ちは山々でも、それだけではお互いの進歩がありません。

したがって同調できないことに対しては、So What(それがどうした)と突き放すことも必要、と考えた上でのことなのです。

それによって相手は、どうして?と考え、自らの至らぬ点に気付くことができるのです。

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